浦和レッズレポート

浦和レッズを愛する全ての人へ

浦和レッズの得点不足を考える

個人的にはサッカーは得点が少ないスポーツなので得点力不足という言葉はナンセンスだと思うが、点が取れないので仕方がない。

ただ現状というか甲府戦では、決定機は作ってはいるけど決め切れないというミシャ時代に散々見た奴では無く、決定機そのものの数が少なかった。

という事は内容が悪かったという事なのでその要因を考えていく。

1柏木不在時の攻撃力不足

やはりこれが一番大きいだろう。このブログでは柏木の代役獲得が必要だと訴えてきたが、柏木の負傷でこの問題が顕著化した。

ここ数試合柏木はフル出場出来ておらず、怪我をしながら出場しても途中交代でいなくなると明らかに攻撃がちぐはぐになるので、ミシャ時代から引き続きどれだけ柏木に依存しているかが分かる。

柏木不在時にMFとして期待されるのは、青木よりは攻撃的な役割の長澤だが、長澤は期待に応えていない。そもそも豊富な運動量による三列目からの飛び出しが持ち味の選手なのでゲームを作ったり、センスが光るラストパスというのを期待するのも酷だろう。

こうなると期待してしまうのは山田直輝だが、怪我明けの森脇をわざわざボランチにコンバートしてまで使っていたので、恐らくオリヴェイラ監督の構想から外れてしまったと思う。

 

2.高すぎる守備意識

これは一概に悪いとは言えないが、興梠がプレッシングして更には帰陣してプレスバックをしている場面があった。

前線の選手の守備意識が高い事は基本的に良い事だと思うが、本当に興梠に求めているのはそこなのだろうか。興梠に1試合を通してプレスをし続ける体力はないし、本当にやってもらいたい仕事は前線で収めて起点になり、得点を奪う事の筈だ。

守備の為ににスタミナを使いFWとして重要な場面で体力切れではまさに本末転倒と言える。

せめて引いてブロックを作る場面では興梠の手を借りる必要の無い程度の強度で守って欲しい。

 

まとめ

ここまで色々と書いてきたが、解決策はあると思う。

例えば柏木不在でも武藤が落ちてきてゲームを作るのを助けたり、ラストパスでも興梠がそこの仕事を担ったりと単発的であるがその様なプレーを見せている。

後はこの中断期間にどれだけチームに落とし込むかだろう。レッズの選手たちは能力が高いのできっと応えてくれる筈だ。

オリヴェイラ監督の手腕が問われる

 

 

ラファエルシルバ移籍について思う事

17日のキャンプ途中にラファエルシルバがメディカルチェックの為チームを離れた。昨年もジローナからのオファーがあったがチームは慰留に成功したので今年も大丈夫だろうと思っていたので衝撃的なニュースだった。

Rシルバ移籍の影響

問題は無いとは言えないがチームが機能しなくなるレベルの致命傷では無い。例えばレッズで言えば柏木と興梠やマリノスでは斎藤とマルティノスの様なレベルでは無いと考えている。 逆にチームのバランスは良くなったとも考えられる。堀監督の志向なら両翼はラファとマルティノスになる事が予想されるこれでは守備時のリスクが大きい。  ただでさえ昨季は武藤がラファの分負担しバランスを取っていたのだから尚更だろう。 ただ勿論懸念もある。興梠の代わりに1トップを務められる選手がいなくなってしまった事だ。興梠はシーズンフルで出場できる選手ではない上に堀監督の4-1-4-1での1トップは個でタメをつくる事が求められる。ここが李やズラタンでは優勝は難しいだろう。

どのような選手を補強するのか

ラファの移籍金はジローナからのオファーに対しレッズは6.5億を掲示していた為6.5億以上は確定しているだろう。昨今の欧州移籍市場と比べると寂しく感じるが国内の代表クラスの選手の年俸は7000万から1億程度なのでJリーグ市場では相当な額である。 今冬に獲得するとなるとJリーグで未更改の選手は日本人はレギュラークラスはいない。だが外国人選手はクリスランやウタカといった1TOPに入っても問題のないレベルの選手がいる。あのオーストラリア代表ケーヒルも現在フリーだ。これら以外となるとレッズが自力で外国人選手を発掘するか海外リーグに所属する日本人選手獲得だろう

原口元気獲得はあるのか

元気は現在ヘルタで契約関連で揉めて干されている為ワールドカップを考慮しJ復帰が囁かれていたが、このタイミングでラファの中国移籍が決定的となったため現実的になったが元気は海外志向が強いので可能性は少ないと思う。 元気の突破力と得点力はJでは比類をみないレベルだろう。もちろん日本代表レギュラークラスの選手が獲得できるのなら獲得して欲しいが、興梠のコンディションが不透明な以上まずは1トップ確保に資金を使ってほしい。

最後に

元気や関根の海外移籍はある程度予想できたがラファエルシルバの移籍は予想外だったのでショックは強い。新チーム始動後の主力放出はやはり痛い。だが、ラファエルシルバはACL制覇という夢を叶えてくれた。中国での活躍祈っています。

なぜ神戸はオファーを断られるのか

昨シーズンでは小林悠、金崎、柏木オフシーズンでは岩波には出て行かれ丸山、森重、田口にも断られている2chでは尚既神断リストを作られ嘲笑されている。 Jリーグ屈指の資金力をもち年俸の2倍や3倍の好条件を出しても獲得できない理由は何だろうか、浦和レッズも営業収益トップで毎年他チームのレギュラークラスを獲得しているが現在の神戸の現状を考える事で得られるものはあると思う。

日本人選手の性質

南米の選手はまさに生活のためにサッカーをしている。しかも自分の為だけではなく家族はもちろん一族を養っている。そのため代表という名誉を捨ててでも中国に移籍する。今の日本人選手はこの対極だろう。野球で言えばカープの黒田投手や今年のオフシーズンでは名古屋から磐田に移籍した田口だろう。では日本人選手にとって魅力に思える事とはお金で無ければ何なのか考察したい。

一貫したスタイル

ではお金では無い選手にとっての魅力とは何なのか。格上のクラブから選手を獲得している磐田と湘南を見ていきたい磐田は資金が潤沢にある訳ではないがYAMAHAが親会社にあるからまだ分かるが、湘南は親会社も無いのに他クラブとの競合を制して選手の獲得に成功している。ここから見えて来るところは一貫したスタイルだろう。 湘南に移籍した選手がこの様なコメントを残している「監督と選手が同じ事を考えている。そういうサッカーをしたかった」この言葉は一貫したスタイルに魅力を感じているという事だろう。

最後に

この様に考えていくと神戸に魅力を感じないのはフロントと監督が一体となっていないことに一因があると思う。やはり監督の志向するサッカーに合わせて選手を編成する。フロントの志向するサッカーに合わせて監督を選ぶ。この当たり前のことが出来ているチームがJリーグにもっと増えれば移籍市場は更に活性化されるだろう。

柏レイソルMF武富獲得を考察

先日レッズのフロントは正月休みで働いてないと書いたら翌日にこれだよ。まさか武富が来るとは、、、 まずは武富のプレースタイルから振り返っていきたい。

武富のプレースタイル

足元で受けて仕掛けるタイプではなくマークを外すことに長けていてヘディングの技術は高い。レッズは人海戦術で守るためこういう外せる選手にはやられてきた。カウンター時には相手の守備陣形が整う前にファーに入れてヘディングで折り返すというパターンはレッズにとっても武器になるだろう。吉田達磨チルドレンかつキジェ監督に鍛えられているのでポゼッション時でも問題無いし走力はかなりのものだ。

武富獲得の意味

ここからは考察という名の妄想していきます。堀監督はミシャ程の攻撃偏重では無いので恐らくマルティノスとRシルバの両翼で運動量が不足する事で守備バランスが崩れる事を嫌ったのかもしれない。武富のウイングは武藤のウイングに近いものになる事が予想される。武藤は器用にこなしてはいたものの昨季はPA内外で強引なシュートが多く得点力も落ちているので年齢を考えてここの後釜を見据えているとも見れる。ここまではあくまで予測だか、この移籍で確実に高木と駒井のどちらかもしくは両方の放出が決定的になったのは誰の目にも明らかだ。

柏レイソルの謎補強

昨年の茨田に続き輪湖、武富と放出している。柏ユース黄金期の吉田達磨チルドレンは皆J1で十分通用する力をもち出場機会も多くもらいながら放出されている。獲得してきたレッズのサポが言うのはアレだが来季はACLがあるのに去年9得点の選手やレギュラークラスの生え抜きを放出するのは謎としか言えない。

浦和レッズの今後の補強を考える

周りのチームはやれジョーだウッチーの帰還だの賑わっているが、レッズはお正月休みを満喫中。 とういうことで寂しいので勝手にレッズの補強を考えていこうと思う。

現有戦力

マルティノス加入と駒井善成高木俊幸の残留そして田村のレンタルバックを仮定するとこの様になる

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現状ではA契約枠が24名だが噂どうり駒井と高木が放出されるなら22名になるため今後補強される可能性はある

補強ポイントはどこか?

一見するとアンカーとインサイドハーフが手薄に見えるが、レッズはマルチロールな選手が多いのでリーグ戦だけなら早急に補強が必要な所は無い。例えばアンカーなら遠藤航阿部勇樹も青木と遜色なくこなせるだろうしインサイドハーフなら武藤や駒井もやれる。 補強の必要性は低いとした上で考えていく。 高木と駒井が抜けた場合ウイングがやはり薄くなるだろう。マルティノスは怪我が多いイメージは無いがラファエルシルバは怪我が多くフル稼働は難しいため先発レベルの選手が欲しい。

補強リスト

金森健志 鹿島アントラーズ所属 年俸1000万円 

23歳と若くアビスパ時代に森脇をズタズタにドリブルで突破していたのが印象的だった。鹿島が獲得したと聞いたとき良い選手取ったなと思ったが残念ながらステップアップ先では干されているので獲得のチャンスはあると思う。独力で局面打開をする力は持っているのでジョーカーとしても期待できる。

吉田豊 サガン鳥栖所属 年俸8000万円

現在レッズにはいない本職のサイドバック。サイドで関根の仕掛けに対してきっちりと対応していた所を見ると相当一対一が強い上に足元もしっかりとしているため身長以外はまさに理想のサイドバック。懸念は昨季の調子があまり良くなかった事と昨年名古屋からのオファーを断るほど鳥栖に愛着があること。レッズ得意の粘着オファーで獲得してほしい。

永木亮太 鹿島アントラーズ所属 年俸3500万円

一昨年鹿島アントラーズ躍進を支えたが三竿の台頭とレオシルバの獲得により出場機会が激減。ボール奪取能力が高く縦パスもそこそこ良いところに出せるためアンカーで使ったら面白いだろう。レッズが強いときは常に長谷部や鈴木啓太や細貝のような中盤で汗をかき汚れ役になってくれる存在がいたが最近は本格的な守備的ボランチがいないためいい補強になるだろう  

長沢駿 ガンバ大阪 年俸2500万円

興梠不在時の代替としてならぴったりのタイプ。スーパーな選手では無いが献身的で高さもありポストプレーもそこそこできて起点になれるし、意外と点も取る。試合終盤パワープレイ要員としても使えるのでベンチに居るとすごく便利な存在。ほぼタイプも能力もズラタンとかぶるのにこの2倍の給料で外国人枠を圧迫するズラタンて、、、

本当は柏木の代替も必要なので書きたかったが、ゲームメーカータイプの選手は人気なのでレッズが獲得できそうな選手は皆移籍してしまった。矢島放出が悔やまれる。 あとオジェソクも入れようか迷ったがレッズで韓国人選手をとるのはハードルが高いため辞めた

レッズサポがみた天皇杯決勝C大阪vs横浜Fマリノス

感想 マリノスは面子が貧相だった。本当に良くこの程度の戦力で決勝までいけたなと思う序盤に伊藤翔の先制ゴールから引き篭もったがマリノスはやはり守備が硬かった。 飯倉が目測を誤らなければPKまで持ち込めたのに勿体無かった。 杉本健勇がいなくても山村があれだけポストプレーをできるのは選手層が厚いと感じた。 セレッソはハイラインハイプレスで走りまくっていたがACLでこのサッカーするには戦力が足りないと思う。だから高木を獲得しようとしているんだろう。 やっぱり来年はレッズの決勝がみたい

気になった選手

マルティノス

ストライドが長く日本人にはなかなかいないタイプのドリブラーマリノスの攻撃を一人で担い、サイドを突破し決定機を演出していたがことごとく伊藤翔さんが外していたのが印象的だった。 来季浦和レッズに来るらしいが堀さんのサッカーにぴったりの選手だと思う。

水沼 宏太 FC東京から期限移籍中

サイドハーフとして攻守に渡って走り抜いた。前半からこんなに飛ばしていたら途中交代だろうなと思ったら延長までやり抜いた。内容だけでは無く自身の1ゴールを含む全得点にからみ結果を残した恐らく今のセレッソにとって欠かせない選手の一人だろう完全移籍での獲得の噂があるがセレッソとしては早く獲得したいだろう。これだけの選手を持て余すFC東京は流石

P・ソウザ

闘志剥き出しのボールハンター前線のプレッシングをきっちりと仕上げ刈り取っていた。最終ラインの手前で山口蛍とソウザのバイタルケアは隙がなかった 役割的に仕方ないかもしれないがかなり気性とプレーが荒く顔を真っ赤にしていた

浦和レッズの2018シーズンに向けた放出候補

来季はACLがないのでA契約枠というメンバー枠が27名から25名へと縮小される為今回の編成ではミシャ時代に手を付けてこなかった課題である世代交代のための人員整理をするべきだろう。

 

どういう選手を切るべきか

 来季のACL出場権獲得はマストなので再来季の事も考慮した上でさえ契約延長を考えていく。

その中で愛すべき浦和レッズの選手を放出するとするとこの候補からだと思う

 

那須大亮 36歳 年俸3000万円

ベンチにこの選手がいてくれるのは心強かったが36歳という年齢と岩波が加入する為良い世代交代になるだろう。

ただJ1リーグのレベルに満たしていないわけでは無いのでセンターバックボランチをこなせるので欲しいチームはあるはず

 

田村友 25歳 年俸2000万円

福森が獲得できずイリッチも適応できなかっためCBの層が薄くなり急遽福岡からレンタルされた選手。

身長も高くボランチ経験者ということで期待していたがミシャは使う気がなく堀さんに変わっても出場は出来なかった。

特に残す理由がないし本人もまだ25歳なので福岡に帰ったほうが良い。

 

梅崎司 30歳 4000万円

レッズを苦しい時代から支え続けてくれたが大怪我が多く、シーズンフル稼働は厳しい。

使われ方も途中出場が多いが、途中からサイドに入って変化をつけれるタイプでは無いので戦力の低下は低いだろう。

 

平川忠亮 38歳 年俸3000万円

かつてのスピードは衰え途中出場を含めても3試合。平川のプロ意識は素晴らしく若手選手への模範として影響を与えているが、A契約枠というものがある以上客観的に見なくてはいけない。

是非レッズで引退してコーチや首脳になってほしい

 

ズラタン 34歳 年俸5000万円

加入当時のフィジカル無双は見られなくなったがパワープレイ要員として起用された。

背負った時のポストプレーやシュートなど改善されて上手くなったが、貴重な外国人枠を使う程の選手では無く、外国人四人体制などそこまでお金があるのなら矢島の給料を上げて欲しかった

 

李忠成 32歳 5000万円

昨季はKLMの一角として活躍しナビスコ決勝やACLで印象的なゴールを決めたが堀式の4-1-4-1での居場所は無い。

李の能力から考えるとシャドーならレッズの厚い選手層でも存在感を示していたが、ウイングやワントップをこなせる器用さは持ち合わせていない

李を活かすためには工夫が必要だが堀さんに戦術の引き出しはありそうにないので放出候補に入った

 

最後に

こんな感じで書いてはみたが浦和レッズの編成は真逆に進んでいる。この候補から放出されたのは梅崎だけでしかも残留オファーを掲示していた。A契約枠や世代交代を考慮すれば30代の選手を残して高木や駒井や矢島を放出するという選択肢は取らないがフロントは一体何を考えているのだろう。レッズの編成の歪さはミシャの影響だと考えていたが本当の癌はフロントだったと改めて感じた。